『想いはせれば』の連載記事

2019.05.09 【安全スタッフ】
【想いはせれば】第106回 「魔の時間午前4時」

▶あのころ(昭和30年代)、工場では午前4時前後は魔の時間でした。生産設備の運転事故や労災事故は、この時間帯の発生割合が飛び抜けて多くなっていました(当時は5日間ごとにシフトが替わる3班3交替)。  冬の3直の4日目の朝、隣の職場から「手を貸して」と、トラブル処理の要請がありました。作業者がバルブ操作を間違えて、硬化油脂約4トンが流出し、……[続きを読む]

2019.04.25 【安全スタッフ】
【想いはせれば】第105回 駐輪場での転倒事故 

▶私が時々利用する駐輪場は、駅に隣接した3階建で約500台の自転車が駐輪できる大きな駐輪場です。したがって、毎日延べ約1000人が出入りしています。  1階から2階、2階から3階には、なだらかな30段の階段があって、その階段の右端には細いベルトが動力で動いており、2階、3階に自転車を運ぶときは自転車の前輪をブレーキで固定すると楽に運ぶこと……[続きを読む]

2019.04.09 【安全スタッフ】
【想いはせれば】第104回 塩素ガスの漏えい

▶私の年齢(82歳)になると、私が勤めていた工場(化学)の元従業員が次々に物故者になっていきます。OB会報や人づてにその名前を聞くと、私には彼の職場とその職場の作業環境や取り扱い物質を照合する習慣があります。  例えば彼が70歳で肺ガンで死んだと聞くと、彼の職場の粉じんの状態はどうだったか、どんな環境でどんな作業方法だったかを思い浮かべて……[続きを読む]

2019.03.26 【安全スタッフ】
【想いはせれば】第103回 ホームからの転落事故

▶私が利用している東京の鉄道の駅ではホームドアの設置が盛んに行われてきており、乗降客の多いホームではほぼ終了しています。昨日までなかったのに翌朝になると設置してあってびっくりしています。山手線や並行して走る京浜東北線の終電が夜中の1時ごろ、始発が4時半ごろです。その間に10両編成に対応したホームドアを造り付けてしまうのですから、段取りのよ……[続きを読む]

2019.03.12 【安全スタッフ】
【想いはせれば】第102回 職場から消えた「思いやり」

▶自殺の名所、福井県の東尋坊で14年間にわたってパトロールを続け、600人余りを自死から救ってきた地元の元警察副署長はいいます。「最近は、職場のパワハラで追いつめられた人が多いね。本人は『ごめんなさい』と私にいうんだ。でも、本人は悪くない。悪いのは職場の上司や、まわりにいた人たちだ。企業のエライ人たちは生き残りを口実に結果を出せ、と迫る。……[続きを読む]

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