【新型コロナを乗り切る!産業保健と働き方改革】第14回 ストレスチェック③ 集団分析結果を活用 職場環境改善は3手法/髙倉 一樹

2020.10.08 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

判定図で平均と比較

 集団分析は、ストレスチェック実施や高ストレス者面接と異なり努力義務にすぎないが、職場改善活動を行うために必須の取組みである。今回は、集団分析結果の読み方や職場改善活動の進め方について解説する。

 まず前提として、ストレスチェック制度は労働者の個人情報保護を重視しているため、個々人の結果を会社が確認することはできない。集団分析は、個人を特定できる情報を除いた上で、年代や性別、部署や職位といった様ざまな観点から分析することで、職場の環境改善活動に資する情報を得るための手法である。個人情報の特定を防ぐため、集団分析は原則として10人以上の集団(部署や男女別、年齢別など)ごとのデータを比較する形で行われる。

 集団分析手法として最も頻用されるものは、厚生労働省が推奨する「職業性ストレス簡易調査票(57項目)」のうち、「仕事の量的負担」「仕事のコントロール」「上司の支援」「同僚の支援」を反映する計12個の質問項目から算出される指標をプロットした仕事のストレス判定図()を利用する手法である。…

筆者:産業医事務所 セントラルメディカルサポート 産業医 髙倉 一樹

この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

令和2年10月12日第3276号13面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。