【今週の注目資料】石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況(速報値)(厚労省)

2018.07.26 【労働新聞】
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船舶関係で多い支給決定

 石綿関連の疾病による労災保険について、平成29年度の請求件数は1,083件だった。決定件数は1,065件で、支給決定件数は986件(認定率92.6%)である。増減数は、請求件数が26件減、決定件数が22件増、支給決定件数が5件増となった。支給決定件数は、27年度の969件の後、増加に転じた。また、20年度以降、1,000件前後で推移している。

 疾病別にみていくと、肺がんについては、請求件数443件、決定件数386件、支給決定件数334件(同86.5%)だった。中皮腫は、同順で、571件、584件、564件(同96.6%)となっている。

 都道府県別の請求件数は、東京都の122件が最多で、以下、兵庫県91件、大阪府87件、北海道、神奈川県のそれぞれ77件と続く。支給決定件数については、多い順に、東京都127件、大阪府79件、神奈川県71件、兵庫県70件だった。

 業種別の支給決定状況に関しては、建設業549件、製造業402件である。製造業については、船舶製造または修理業の116件が最多で、輸送用機械器具製造業の45件、その他の窯業または土石製品製造業の42件が次いだ。

石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況(速報値)

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平成30年8月6日第3171号4面 掲載

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