【事故防止 人の問題を考える】第2回 事故0を目指す考えの”落とし穴”

2016.10.15 【安全スタッフ】
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一般社会の事故から学ぶ

やみくもに「事故0」を目指すと、対策が具体性に欠けてしまうことも……

 産業現場の「人の問題」を考えるとき、一般社会で起こった災害からも多くのことが参考になります。

 昨年夏、西伊豆で起きた電気柵感電災害。鹿などから川岸の花壇を守るため、近所に住む男性が電気柵を設置していました。ホームセンターで電線と変圧器まで購入し構築した電気柵は、安全上の問題もあったものの、男性が自らに課した基本ルール「昼は停電、夜は通電」が守れず、昼も通電のままにし、その花壇脇で、川遊びにきた親子らが電線に触れ感電する事故が起こってしまったのです。

 悲鳴を聞き駆けつけた家族らも川の中で次々と感電。さらに数日後には、電気柵を設置した男性もいたたまれずに自殺するという、あまりに悲惨な事故でした。

 このような基本ルールは守り続けられないことを忘れてはなりません。…

執筆:労働安全衛生総合研究所 リスク管理研究センター センター長 高木 元也

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平成28年10月15日第2268号 掲載

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