【産業カウンセリングの現場から】第95回 トラック運転者の労働環境改善を

2015.05.01 【安全スタッフ】

昼間の睡眠が主に

 運転者が疲れや眠気を我慢して、運転を続けて事故に至る過労運転の事故が後を絶ちません。2012年の4月29日に関越自動車道でツアーバスが防音壁に衝突し、バスに壁が食い込むような激突によって乗客7人が死亡する事故がありました。眠気を我慢して運転を続け、居眠りによって生じてしまった事故だと考えられています。

 自動車はドライバーの手動の操作で自由に動ける大型機械です。もっと長く、もっと速くという要求に応えるドライバーの技能やがんばりで利便性がかせげますので、ニーズがドライバーの無理ながんばりに直結しやすいのです。

 長距離のトラック輸送では、深夜の走行が頻繁に行われています。労働科学研究所では、疲労や負担の調査をするときには、少しばかりでも現場の作業者の目線に近づくために現場密着型の調査を重視しています。運転労働の場合は助手席などに添乗して運行を観察する調査になります。疲労の調査方法に関しては、対象者に答えてもらう主観評定、疲労に敏感な作業能力の測定、…

執筆:公益財団法人労働科学研究所 研究部 人間工学 主任研究員 鈴木 一弥

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掲載 : 安全スタッフ 平成27年5月1日第2233号

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