【働き方改革につながる!精神障害者雇用】第6回 職場定着後の課題 ”やりがい”が必要に 定期評価には功罪が/小島 健一

2017.11.13 【労働新聞】

制度が期待を裏切る

 前回、精神障害者や発達障害者の雇用における最大の課題は職場定着にあると述べた。しかし、企業が「定着してくれた」と思うタイミングで、転職を考える障害者が増えているそうである。体調の悪化や、人間関係の問題が理由ではない。現在の仕事にどこか物足りなさを感じ、もっとやりがいのある仕事を求め、転職を検討することが少なくないのだという。

 特例子会社や障害者雇用に積極的な企業が集まると、どの会社もこのような課題を感じており、障害者の人事管理にも目標管理に基づく評価制度を入れ、昇給・昇格のキャリアパスを示す人事制度を整備するべく動いているという話題で持ちきりになる。特に発達障害者は、ルールを重んじ、先の見通しが明確であることを求める特性があるから、このような人事制度の導入が必要だというのだ。

 ただ、筆者は、このような動きに危うさを感じている。…

筆者:鳥飼総合法律事務所 弁護士 小島 健一

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掲載 : 労働新聞 平成29年11月13日第3136号13面

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