【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第26回 麻のれん

2016.09.05 【労働新聞】

 <蚊帳の中千代は小首を傾ける>

 女流俳人、千代女は加賀松任の人で、表具師六兵衛の妻であったが、幼い頃から風流の志があり、ある時美濃の俳人虚元坊の行脚を迎え、時鳥の題を得て共吟徹宵、遂に暁に及んで<時鳥時鳥とて明けにけり>と詠み、起き出た虚元坊に激賞を得たという。<朝顔に釣瓶とられて貰い水>はつとに有名な句だが、<起きて見つ寝て見つ蚊帳の広さ哉>もよく知られた句で、これは25歳で夫に死別した時の句である。…

筆者:落語家 柳家小満ん

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掲載 : 労働新聞 平成28年9月5日第3079号7面

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