【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第10回 エンブレム

2016.04.11 【労働新聞】

 2020年東京オリンピックのエンブレム盗作騒ぎで、エンブレムの語が身近となったが、日本語でいえば紋章である。

 紋章の第一義は家の章(しるし)として用いる図柄であり、第二義が団体などの標章として用いるマークということだが、第一義の方で話を進めてみよう。

 元朝や皆見覚えの紋所(正岡子規)

 明治の頃とあれば年始の挨拶には黒紋付がお約束であったろうが、今それが見られるのは寄席の噺家ぐらいかも知れない。午前中から入れ代わり立ち代わりの高座とあって、紋所のオンパレードともいえる。あたしの紋は三つ割桔梗で、桔梗の花びらを三方から寄せたものである。一見サッカーボールのように思われることもあるようだが、キック ミイ ナットと、お断りをしておこう。…

筆者:落語家 柳家小満ん

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掲載 : 労働新聞 平成28年4月11日第3060号7面

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