【ぶれい考】抜擢がキャリア自律促す/江上 茂樹

2025.05.29 【労働新聞】
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 「抜擢人事」とは無縁と思っていた私が、最初に勤務した会社が外資系になったことも関係してか、人事担当役員に抜擢されたのは39歳のとき。内示されたときの正直な感想は、嬉しさよりも戸惑いと不安が勝った。つまり、諸先輩のように60歳までコツコツとキャリアを進むと思っていたので、「こんな年齢で人事ヘッドになってしまった。定年までの20年間どうしよう?」という戸惑いと、「諸先輩が全員部下になってしまう。彼らを含めた150人を超えるチームをマネジメントできるのか?」という不安で心がいっぱいになった。

 このうち、「不安」については周囲の協力でなんとか乗り越えることができたのだが、「戸惑い」の方はその後も尾を引くことになる。「39歳まで自分の人生やキャリアのことを何も考えてこなかった自分に対するしっぺ返し」とも言えなくもない。同じことは、…

筆者:NOK 執行役員 グループCHRO 江上 茂樹

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令和7年6月2日第3499号5面 掲載
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