【本当に役立つ!こころの耳】第57回 事例紹介53 主治医に不満がある人の職場復帰支援

2017.08.29 【安全スタッフ】
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 このコーナーでは、厚生労働省委託事業「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト『こころの耳』」に掲載されている約600のコンテンツの中から、総務人事担当者が知っておきたい情報から企業現場で使える事例まで、毎回1つずつご紹介していきます。

 「事例紹介」は、実際に現場で働く産業保健スタッフや人事労務担当者などの方々が、現状をどのように理解し、どのように活動し、そしてどのように成果のある対策を実行したかという実践的な事例を紹介しています。個々の事例を通じて、現場の担当者の方々が実行する糸口を見つけられることを願っています。

解説

 今回、紹介する事例は「主治医の診断・治療が馴染まずうまくいかなかった抑うつ状態の事例(事例1-5)」です。

 2009年3月に改訂された「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」(厚生労働省)では、職場復帰支援の流れを5つのステップで説明しています。その中の【第2ステップ:主治医による職場復帰可能の判断】において、「主治医による診断は、日常生活における病状の回復程度によって職場復帰の可能性を判断していることが多く、必ずしも職場で求められる業務遂行能力まで回復しているとの判断とは限りません。このため、主治医の判断と職場で必要とされる業務遂行能力の内容等について、産業医等が精査した上で採るべき対応を判断し、意見を述べることが重要です」と示されています。休業者の回復と円滑な職場復帰のためにも、主治医と産業医の連携が望まれます。

この連載を見る:
平成29年9月1日 第2289号 掲載

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