【人事の小窓 ちょっと道草】社員間の交流を大事に/山田 晴男

2013.10.07 【労働新聞】
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 名刺を交換する際に、『日本ビーシージー製造㈱』の社名を見て不思議そうな、あるいは怪訝そうな表情をする方が結構います。「どちらの業界の方ですか?」「何を扱っている会社ですか?」と質問をされることが多く、「BCGワクチン、ツベルクリンの」と話し始めると、それまでのこわばった表情がニコニコ顔になり、「小学校のときにやったあのビーシージーですね…」とすぐに打ち解け、今お会いしたばかりなのに、とても親しげに話すことができます。当社の扱うBCGワクチン・ツベルクリンがこれ程まで浸透していることに改めて驚かされる瞬間です。

 昭和27年に㈶結核予防会結核研究所のワクチン製造部門が独立して設立されたわが社は発足以来、一貫してBCGワクチンとツベルクリンの製造・供給を続け、国内の結核予防対策に貢献してまいりました。日本の結核患者はこの50年の間に著しく減少しましたが、欧米の先進国に比べると結核罹患率はなお高く、未だに中蔓延国にとどまり、当社はBCGワクチンの国内唯一の供給元としてその役割を果たしております。

 また、日本国内だけでなく、開発途上国に対してもユニセフなどの国連機関を通じてBCGワクチンを半世紀以上にわたって供給を続け、世界各国の結核予防対策に協力しています。この結核対策分野に重点を置きながら、新たな製品の研究・開発と提供を通じて『世界の人々の健康に貢献する企業』として活動中です。

 ワクチンを製造している工場は東京都清瀬市にありますが、昔から結核療養所の町として有名で、戦前には国公立・民営等合わせて13施設で清瀬市南側の市内の半分近くを占めていましたが、現在は、そのほとんどが総合病院や普通病院、老人ホームなどに変わっています。

 この清瀬工場に勤務している従業員は当社の3分の2を占めますが、毎年夏に工場の敷地内で納涼祭を開催します。食べ物や飲み物、それに射撃、ヨーヨーなどといった遊びの場所も設けてあり、祭りの最後には全員にカードを配ってビンゴゲームをし、当たった人は景品が貰えるようになっています。

 工場で働く従業員はもちろん、その家族、また、工場以外で働く他の部門の従業員も集まってきて、全社員、従業員が揃う催物であり、一年の間のほんのひと時、こうした集いを通じて全社員がリフレッシュし、英気を養う瞬間として喜ばれています。最近の企業が忘れがちなのが「社員同士が触れ合える場の提供」であるような気がしており、わが社はこの行事を大事にしたいと思っています。

筆者:日本ビーシージー製造㈱総務部 人事担当部長 山田 晴男

この連載を見る:
平成25年10月7日第2939号5面 掲載

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