【「もしも…」に備えるメンタルヘルス対策】第13回 ラインケア① 相談できる「安心感」を 日頃から部下に関心持つ/長濱 さつ絵

2024.04.04 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

「なんで?」の使用は避ける

 ラインケアは厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に示された、管理職が行う職場のメンタルヘルスケアである。部下の健康状態の把握と介入、職場環境の把握と改善、職場復帰の支援が含まれる。職場で、労働者のメンタルヘルス不調に初めに気付くのは上司や同僚である。早めに対応することで、休職にならずに不調が治ることも多い。平時から、どのような時にどう対応するのかを管理職に学んでもらい、ラインケアは管理職の職務の1つであることをしっかりと社内に浸透させることが、職場のメンタルヘルス対策として非常に重要である。

 ラインケアではまず、「いつもと違う」部下の様子に気付くことが大切である(別表)。遅刻や早退が増える、表情に活気がない、服装が乱れるなどがきっかけとなる。変化に気付くため、日頃から部下に関心を持って接する、1on1やミーティングを定期的に行う、始業後の15分は自席に着座するなどして、部下の状態を確認する時間を確保する。定期的な時間があると、その時間には相談ができるという部下の安心感にもつながる。管理職がこの時間を自ら積極的に確保せずに、「なんで早く言ってくれなかったの?」と発言するのは好ましくない。相談してほしいのであれば、相談しても良いのだと安心感を持ってもらえるように自身の行動と言動を見直すのが先である。

別表 「いつもと違う」部下の様子

・遅刻・早退、欠勤が増える
・休みの連絡がない(無断欠勤がある)
・残業、休日出勤が不釣り合いに増える
・仕事の効率が悪くなる(思考力・判断力が低下する)
・業務の結果がなかなか出てこない
・報告や相談、職場での会話がなくなる(あるいはその逆)
・表情に活気がなく、動作にも元気がない(あるいはその逆)
・不自然な言動がめだつ
・ミスや事故がめだつ
・服装が乱れたり、衣服が不潔であったりする
(厚生労働省「職場における心の健康づくり」より)

 世の中には…

筆者:長濱産業医事務所 代表社員・医学博士 長濱 さつ絵

この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

令和6年4月8日第3444号13面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。