【「もしも…」に備えるメンタルヘルス対策】第9回 自己肯定感、自己受容 特性理解して指示出し 文章の方が処理早い人も/長濱 さつ絵

2024.03.07 【労働新聞】
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できない自分も受け入れる

 今回のキーワードは、自己肯定感、自己受容、認知特性である。自己肯定感という言葉は、若い人には比較的なじみのある単語だと思う。「自己肯定感」で本を探索すると驚くほどたくさん出てくる。多くの場合は「自己肯定感をどう上げるか」がテーマとなっている。自己肯定感は「自分はできる、自分は正しい」という気持ちである。一方、自己受容はできる自分・できない自分をありのままに受け入れることである。

 自己肯定感のメリットは自分の価値や存在意義を肯定できることで、ストレス耐性やスルースキルの向上につながる点である。一方、デメリットもある。正しくない自分やできない自分への落としどころが上手く見つからず、無自覚のうちに自己矛盾やストレスを溜めてしまうことがある。

 自己受容のメリットは、自分の現状をありのままに把握できることである。良し悪しを判断せず、「まあしょうがないか、これが私だよね」と受容することで、過度に落ち込まずに次のステップに進むことができる。デメリットとしては、ありのままを受け入れすぎると…

筆者:長濱産業医事務所 代表社員・医学博士 長濱 さつ絵

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令和6年3月11日第3440号13面 掲載

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