【建設労務安全衛生…こんな時どうしますか?】83 処遇の改善なくして安全なし

2022.11.10 【安全スタッフ】
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 だいぶ昔のことになりますが、日本建設業連合会(日建連)は、技能工の育成・雇用の改善を目途としていくつかの調査を行いました。その中のひとつに月給制の導入があり、とりあえず専門工事業者と技能工の意見をうかがおうということになり、私が所属していた委員会が担当することになりました。月給制にすることで生活の安定が図られ、それにより建設業が持つ不安定な雇用状態からの脱却につながるのではないか、定着性が期待できるのではないかとの目論見でした。数人の委員とで専門工事業者の経営者に「月給制の導入に意欲がありますか」とうかがうと、元請けからの仕事が平準受注できない現状を考えると、今の日給月給制が経営には向いているといわれました。仕事から戻ってきた技能工も今貰っている単価で十分であり、月給制になることで一時的にせよ給与が減ることは受け入れられないとのことでした。

 労使双方からの反対で…

執筆:中込労務安全事務所 中込 平一郎

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2022年11月15日第2414号 掲載

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