【ブラック企業と呼ばせない!!ネットの誹謗中傷対策】第7回 改正プロバイダ責任制限法① 開示請求の幅広がる ログイン時情報も対象に/田村 裕一郎・染谷 裕大

2022.02.24 【労働新聞】
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投稿時のログ残さず

 今回はプロバイダ責任制限法の改正点のうち、開示対象情報の拡大について解説する。

 口コミサイト等で誹謗中傷投稿を行う場合、投稿者は自身の契約するアクセスプロバイダのサーバを経由し、口コミサイト等を運営しているコンテンツプロバイダのサーバにアクセスすることになる。したがって、通常は誹謗中傷投稿時のIPアドレス情報等が、アクセスプロバイダとコンテンツプロバイダの双方に通信ログとして保存される。

 そのため、被害会社はまずコンテンツプロバイダに対し「誹謗中傷投稿時」のIPアドレス情報等の開示を請求し、開示されたIPアドレス情報等(図1①㋑)に基づいて、アクセスプロバイダに対して「誹謗中傷投稿時」の通信に関する契約者の氏名、住所など(図1②㋑)の「契約者情報」の開示を請求する。

 注意が必要なのはログイン型サービスだ。ログイン型サービスのなかには、…

筆者:多湖・岩田・田村法律事務所 弁護士 田村 裕一郎・染谷 裕大

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令和4年2月28日第3342号13面 掲載

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