【建設労務安全衛生…こんな時どうしますか?】61 安全活動の風化を防ぐには?

2021.12.10 【安全スタッフ】
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 元請業者の安全部に籍をおいています。当社は10年ほど前に一度に数人の死亡災害を発生させてしまい、その際に従来の安全活動を根底から見直しました。元請け、専門工事業者としてのリスクアセスメント実施、職員教育や職長向上教育、事業者教育などの教育の回数と内容を充実し、作業者の一人KYを導入した成果として、数年にわたって死亡・重篤災害は発生をしておりません。ただ、定時パトロール時の指摘事項は増加し、職員、職長の教育時に当社の年間重点安全計画を回答できる割合も下降しています。なんとなく災害防止に取り組んでいるような危惧を強く感じます。このような安全活動の風化を防ぐにはどのようなことをすれば良いのか、ご指導をお願いします。

災害事例研究に重点をおいて

 災害を機に安全の見直しをさまざま実行し、その結果として死亡・重篤災害は現在まで発生はしていないけれど、パトロールでは不具合事項が増加していて、教育時に受講者に聞いても満足な回答が得られない――確かに災害発生時に関係者が感じていた安全活動の重要性が風化しているように見えます。なぜ、私たちは決まり事をそれほど大切なこととして認識をしなくなるのでしょう。おそらく作業所では、…

執筆:中込労務安全事務所 中込 平一郎

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2021年12月15日第2392号 掲載

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