【パンデミック、大災害に対処 BCP策定講座】第2回 重要業務選定の必要性と方法 要因別で段階的評価 給与など間接部門も重要/丸谷 浩明

2021.07.01 【労働新聞】
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(1)絞込みの必要性

 企業・組織が災害、事故などの危機事象で被害を受けた場合、人員や機材、場所、原材料、ライフラインなどのリソース(要素・資源)について喪失や入手困難などの制約を受ける。平常時に実施しているすべての事業を同時に継続・早期復旧するのは、困難となる。

 BCPでは、どの事業を優先的に継続、早期復旧するかを絞り込む。このような事業を「重要な事業」または「中核事業」と呼ぶ。絞込みを行わないと、リソースの優先的な投入ができず、必要な時期までに重要な事業の操業度を回復させたり、最低限維持することもできない。

 重要な事業を実施するには、それを担う業務の継続、早期復旧が必要である。これらを「重要業務」と呼ぶ。重要業務には、人事・給与、情報システム、関係先との連絡、物流サービスなど、生産活動にとっては間接部門となる業務が含まれる。…

筆者:東北大学災害科学国際研究所 副研究所長・教授
NPO法人事業継続推進機構 理事長 丸谷 浩明

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令和3年7月12日第3312号11面 掲載

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