【トップ&キーマンいんたびゅう】メンタルヘルスが“誤解”されています

2011.05.15 【安全スタッフ】
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 メンタルヘルスを“心の病”と同義に捉えている限り改善は進まない――そう指摘してやまないメンタル総研の久保田浩也さん。変調の早期発見・早期治療だけを重視しての対応は、本来であれば心の健康維持・増進に向けるべき目を塞ぐともいう。

メンタルヘルス総合研究所 代表 久保田 浩也 氏

――3年前に久保田さんが出版された『間違いだらけのメンタルヘルス』には、メンタルヘルスの意味が誤解されていて放置できない、このままでは改善策を悪しき方向に導いてしまうだろう、とあります。現在も状況に変わりはありませんか。

久保田 メンタルヘルスという言葉が日常用語化しながら正しく理解されていない傾向は、むしろ増幅している感さえありますねぇ。そもそもメンタルヘルスというのは、心の健康な状態を基準として、変調・不調を防ぐ「予防保全」の観点から考えるべきものなんです。人間には肉体活動と精神活動の両面がありますが、身体的な健康保持と疾病予防には、例えば血圧が高いといわれれば塩分を控えるとか運動を心がけたりするなどして病気になるまいと努力するのですが、こと精神に関することとなると発病の兆しが現れてからしか対処が行われていない。そのためメンタルヘルスを暗いイメージで見る傾向がずっと続いているのです。…

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平成23年5月15日第2138号 掲載

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