運転者使用企業 労働法違反8割超える 厚労省監督結果

2019.09.13 【安全スタッフ ニュース】
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 厚生労働省は、「自動車運転者を使用する事業場に対する監督指導、送検等の状況」を取りまとめた。時間外・休日労働に関する協定(36協定)で定める限度時間超えなどの労働基準関係法令違反は83.1%、最大拘束時間超えなどの改善基準告示違反は61.3%に上っている。監督指導の事例では、トラック運送会社で36協定の限度時間を上回る月120時間超の時間外労働の実態が認められたという。

 監督の対象は、トラック、バス、ハイヤー・タクシーなどの自動車運転者を使用する6531事業場で、トラックが5109事業場と大半を占める。このうち労働基準関係法令違反は83.1%(5424事業場)に達した。主な違反は「労働時間」に関するもので、55.5%(3627事業場)と過半数に及んでいる。

 改善基準告示違反については、61.3%(4006事業場)と6割を超えた。主な違反項目をみると、「最大拘束時間」(1日最大16時間以内)に関するものが46.4%とトップで、以下順に「総拘束時間」(38.8%)「休息期間」(32.4%)「連続運転時間」(25.3%)「最大運転時間」(15.9%)となっている。

2019年9月15日第2338号 掲載

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