重大災害100例をシートに 類似事故撲滅目指す 「過去の教訓忘れぬよう」 全船安

2014.08.01 【安全スタッフ ニュース】
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 全国造船安全衛生対策推進本部は、「造船業重大災害100の事例」を作成し会員約3500社に配布した。過去に造船所や関連施設で起こった災害の情報を共有することで、類似災害の再発防止を図るのが狙いだ。

 テーマは墜落・転落23事例をはじめ、挟まれ・巻き込まれ、飛来・落下、崩壊・倒壊、爆発・火災など頻発のものばかり。

 ある墜落災害の事例では、ドックのスロープがある場所で高所作業車を使って足場を架設中に、スロープ端部の段差に乗り上げた高所作業車が転倒。作業者2人が約18m下の渠底にバケットとともに投げ出された。段差部で高所作業車を使用したこと、走行と旋回を同時に行ったことなどが原因だったとして、注意を呼び掛ける。

 全船安によると、災害のなかで目立つのが、「いつかどこかで」起きた災害と同じ状況で発生した類似災害だという。「過去の教訓を絶対に忘れることなく」という思いから、会員会社協力のもとで重大災害事例を選別し、100事例のシートとしてまとめた。

 朝礼での事例紹介や現場での教育などにシートを活用し、会員事業場での災害減少につなげてもらいたいとしている。

平成26年8月1日第2215号 掲載

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