本足場設置など指導事項を周知 室蘭労基署
2025.06.25
【労働新聞 ニュース】
北海道・室蘭労働基準監督署(中島貢署長)は、一定の作業場所での本足場の使用状況など、建設業への臨検監督時に重点的に確認する事項をまとめたリーフレットを作成した。昨年4月に事業者へ義務付けられた幅1メートル以上の箇所における本足場の使用のほか、適切な保護具の着用などを盛り込んでいる。
リーフレットは、集団指導などを通じて事業者に配布し、日ごろから自社の状況を点検しておくよう呼び掛ける。同労基署は、「昨年実施した監督では、本足場に関する義務化などを知らない事業者が多かった」と指摘している。化学物質を取り扱う事業場では、専用の防護手袋ではなく、一般的なゴム手袋を使わせていたケースもあった。
令和7年6月23日第3502号5面 掲載