『化学物質』の労働関連ニュース

2024.03.12 【安全スタッフ ニュース】
基準値の2分の1超で 「確認測定」明確化へ指針改正 厚労省検討会が化学物質管理報告書

 厚生労働省は、「令和5年度化学物質管理に係る専門家検討会」報告書を公表した。リスク低減措置について、化学物質にばく露される程度が濃度基準値を超えるおそれの判断は、「労働者の呼吸域の濃度」による必要があると指摘した。事業者は、リスクアセスメントによる作業内容の調査、場の測定の結果・数理モデルによる解析の結果などを踏まえ、労働者の呼吸域にお……[続きを読む]

2024.03.01 【労働新聞 ニュース】
化学物質管理研修 若手の担当者同士意見交換 京都産保センター

 京都産業保健総合支援センター(松井道宣所長)は、事業場の化学物質管理者をめざす若者に向けて、全3回の研修を行った(写真)。令和4年から、化学物質の自律的な管理を求める改正省令の段階的施行が進んでおり、今年4月には管理者の選任が義務化される。  研修は選任資格を得られる法定講習とは別に、同センターが独自に開催したもの。主に担当者同士の意見……[続きを読む]

2024.02.25 【安全スタッフ ニュース】
化学物質の自律的管理で指針 実験事故防止へ管理方針示す 国立大学協会

 (一社)国立大学協会は、「大学の自律的化学物質管理ガイドライン」の改訂版をまとめた。化学物質管理者の選任義務化など今年4月からの労働安全衛生規則改正を踏まえたもので、研究室などで化学物質を取り扱う教職員、学生の安全確保に向けた基本的な考え方を示している。実験中の事故については、薬傷など急性の有害性や火災・爆発が多い傾向があり、有害性だけ……[続きを読む]

2023.12.26 【安全スタッフ ニュース】
資格者の実施義務付け 測定精度担保する仕組みを 個人ばく露測定で 厚労省検討会

測定精度担保する仕組みを  厚生労働省は、「化学物質管理に係る専門家検討会」の中間取りまとめを公表した。環境改善が困難な第三管理区分作業場などでは、個人ばく露測定を行うことを事業者に義務付けていることから、法令改正により同測定を作業環境測定士などの資格者に実施させることを新たに義務付けるのが適当としている。確認測定やリスクアセスメントの同……[続きを読む]

2023.12.25 【Web限定ニュース】
2023年の安全衛生ニュースを振り返る(2) 化学物質の自律的管理を推進 義務拡大へ改正則が一部施行

ばく露濃度を最小限度にする措置を  厚生労働省が化学物質による労働災害防止を目的に改正した労働安全衛生規則などの一部が、4月から施行された。国が定める対象物質についてリスクアセスメント結果に基づき、ばく露濃度を最小限度にするための措置を実施することを、新たな事業者の義務として追加している。具体的な措置として、代替物などの使用や発散源を密閉……[続きを読む]

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