ホワイトカラー 能力診断ツールを開発 中高年齢者が対象 厚労省
2022.05.12
【労働新聞 ニュース】
キャリアチェンジ後押し
厚生労働省は、40~60歳代のミドルシニア層のホワイトカラー職種向けに職業能力を診断できる「ポータブルスキル見える化ツール」を開発し、職業情報提供サイト「job tag」内で公開した。「現状の把握」や「計画の立案」といった自身のスキルを15分程度で入力すると、本人の持ち味を生かせる職務や職位が示される仕組みで、労働者のキャリアの形成・転換に生かすことができる。キャリアコンサルタントなどの支援者が、企業内の労働者のキャリア自律と自己啓発を促すための相談や、求職者の職業相談の場面で活用することなどを想定している。
ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても強みとして発揮できる持ち運び可能な能力のことで、一般社団法人人材サービス産業協議会が開発した概念。「専門技術・専門知識」のほか、「仕事の仕方」、「人とのかかわり方」を…
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令和4年5月16日第3352号1面 掲載