【ドキュメント!中小企業奮闘記―成果あがる経営・組織改善とは―】第2回 事業承継の本当の難しさ 自社の“強み”を再定義 体系的作業から後継者浮上/菊谷 寛之

2012.01.23 【労働新聞】
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同族経営も跡取育たず

 二十年来の付き合いがあるU社長から、「事業承継について相談がある」と電話が入ったのは、昨年10月のことだった。

 U社は、北陸P市でH社系のカー・ディーラーを営む20人に満たない小企業である。社長は40年前に自転車屋からHモータースとして創業、海と山に囲まれた人口3万人の小さな商圏で地道な営業努力を続け、年商5.5億円の事業に育て上げた。

 近隣にH車を販売する競合店がなかったことも大きかったが、社長本人の正直・温和な性格が幸いして融通の利くアフターサービスが評価され、地元優良顧客のリピーターを増やしてきた。

 社長の奥さんが経理をみており、長男(37歳)と次男(30歳)が営業を担当、サービスの責任者(45歳)も親せき筋という典型的な同族経営である。

 会ってみると、社長は70歳になるのに、まだ次の経営者が決まっていないという。

 実は5年前にも同じ相談で来訪されている。そのことに触れると、…

筆者:㈱プライムコンサルタント(www.primec.co.jp) 代表 菊谷 寛之

 

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平成24年1月23日第2857号13面 掲載

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