【裁判例が語る安全衛生最新事情】第268回 N建築会社事件 過労自殺で本人側事情の損害も賠償 京都地裁平成27年9月10日判決

2017.03.01 【安全スタッフ】
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Ⅰ 事件の概要

 亡Aは、平成9年4月から建築・土木会社である被告Y社に勤務していた(代表取締役社長はNである)が、精神障害を発症して、平成23年5月26日に自殺した。原告X1は亡Aの妻であり、原告X2、X3は亡Aの子である。

 亡Aは内勤中心の業務であったが、その残業時間が相当な時間数であり自殺直前の6カ月間で月平均約120時間であった。X1は看護師をしており、X2、X3の日常の世話は、X1の両親である乙1、乙2がみており、亡Aの義父であり、X1の実父である乙1は、亡Aに対してY社を退職するように強く勧めていた。…

執筆:弁護士 外井 浩志

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平成29年3月1日第2277号 掲載

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