【裁判例が語る安全衛生最新事情】第197回 DNPメディアテクノ関西事件 請負業者従業員への安全配慮義務 大阪地裁平成22年7月14日判決 大阪高裁平成24年6月8日判決

2014.03.15 【安全スタッフ】

Ⅰ 事件の概要

 被告Y社は大手印刷会社の100%子会社で、印刷物の企画・編集・製作などを行う会社である。原告Xは、Y社の構内委託業者であり、従前はY社の下請会社に勤務していたが、独立して直接にY社から個人の受託業者として業務を請負っていた。Xの業務の内容は、Y社の事業所内で写真製版(レタッチ作業)を行っており、請負形態で報酬は完全出来高払制であった。

 Xは、年末の平成10年12月28日まで勤務し、同月29日以降は年末年始の休暇に入っていたが、平成11年1月2日に飲酒した後に午後8時30分頃、自宅トイレ前で仰向けに倒れていたのを発見され(第1転倒事故)、その時点では異常は訴えなかったが、同日午後10時頃自宅で入浴中に気分が悪くなり、出ようとして転倒して仰向けに倒れ救急車で搬送され(第2転倒事故)、外傷性頸髄損傷の障害を受け四肢不全麻痺の症状が残った。…

執筆:弁護士 外井 浩志

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掲載 : 安全スタッフ 平成26年3月15日第2206号

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