【ぶれい考】映画に表れる労働者保護/則松 佳子
2025.07.10
【労働新聞】
飛行機内で米英合作映画を観た。結末の余韻に浸りながらエンドロールを眺めていたとき、よく知る労働組合のナショナルセンターの略称が2つ、ふと目に留まった。「1つならまだしも2つとなれば、これは労組がかかわっているに違いない」と思い調べてみた。そのなかで、北米で100年以上の歴史を持つ世界舞台演劇映画労働組合(IATSE)が、テレビと映画の量産化に伴い制作予算の低下と労働分断が進んだ1970~80年代に、作品制作に誰がかかわっているのかを可視化することで、労働条件を守る運動を展開したと知った。以降、米国とカナダの映画のエンドロールに、…
筆者:連合 副事務局長 則松 佳子
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令和7年7月21日第3505号5面 掲載