【人事学望見】第978回 完全失業率・有効求人倍率と景気 労働市場の改善傾向に歯止めが

2014.10.13 【労働新聞】

ヒトの動きが重要な指標!

 内閣府が8月8日に発表した景気ウオッチャー調査によると、「街角景気」は、現状を3カ月前と比べた判断指数(DI)が前月より3.9ポイント低い47.4に下落した。下落は4カ月ぶりで、アベノミクスの陰りが心配されていたが、台風や大雨の影響で景況感が悪化したようだ。

街角景気も先行き不安で

 「現在のところ円安・株高で一部には景気の良い話が聞かれるけど、庶民レベルではアベノミクスの恩恵にあずかったという声をついぞ聞かないな」

 昼食後の雑談で、例によって隠居が若い仲間に蘊蓄を披露していた。隠居とは定年後再雇用で総務課嘱託に納まっている佐伯三郎のことである。今年暮れには65歳という雇止め年齢に達するが、老齢年金と嘱託給で生計を営んでいる。

 月40万円の収入なら妻と2人の家計には十分と思われるが、消費税アップの影響は大きかったらしく、これまで以上に景気動向を気にするようになった。

 「街角景気というのは、何を意味しているのですか?」

 「内閣府が、文字どおり景気に敏感な商店街代表者、コンビニ店長、スーパー店長、タクシー運転者などに街角で聞いた景況感さ。…

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掲載 : 労働新聞 平成26年10月13日第2988号12面

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