【人事学望見】第956回 「五月病」の季節になりました 上司や同僚の観察が有効な対策

2014.04.28 【労働新聞】
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環境になじめず適応障害!

 02年に小・中学校、翌03年に高等学校の学習指導要領(いわゆるゆとり教育)が施行され、学校週休2日制となった。このゆとり世代は、社会に出ると甘えがめだつと非難され、12年に高校の学習指導要領が改定(理数、13年にその他が続く)され、脱ゆとり教育に転じている。

1カ月以上うつ病の危険

 「過酷な就職氷河期をくぐり抜けた連中だから、もう少し順応性があると思ったものの、ゆとり教育の影響がモロに出ているのか、社会人としては未熟な者が多いな」

 新川製作所の大村工場長は、持論のようにこう繰り返すのが常だった。色眼鏡でみるという批判もあったものの、社内では中堅社員と比べると現代っ子の軟弱性は、普遍的事実のように語られていた。

 例年、5月頃になると、新入社員の一部から「やる気」に問題のある社員が出てくるから、その裏付けは十分ともいえた。今年入社した横山一郎は大学新卒者だから、新川製作所では将来の幹部候補生のひとりという位置付けだったが、入社早々で雰囲気になじめない段階にもかかわらず、大村からその汚名を着せられそうな感じとなった。…

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平成26年4月28日第2966号12面 掲載

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