【ぶれい考】不思議なストレス解消法/則松 佳子

2023.01.19 【労働新聞】
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 冬に怪談を一つ。正月で帰省中の1月4日朝、自宅で仏壇に手を合わせようと前に座ると、昨日も灯したはずの蝋燭が燭台にない。いつもは線香に火を付けて鈴を鳴らし手を合わせたらすぐに火を消すのだが、「もしや昨日は消し忘れたか」。しかし燭台の受け皿に溶け残りはない。畳の上を見回してもどこにも見当たらなかった。「忽然と消えた」としか言いようがない状況だ。そういえば夜明け前、聞きなれない物音がして目が覚めたぞ。連れて帰省した飼い猫が猫砂を掻く音だろうと思って寝直したが、もしやもしや……。念のため玄関まで確認したが、やはりしっかりと施錠してあった。…

筆者:連合 副事務局長 則松 佳子

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令和5年1月23日第3385号5面 掲載

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