【多角的に考える両立支援の実践――改正育介法対応】第19回 介護 休業は準備に活用を 在宅と併用で離職防ぐ/加守田 枝里

2021.11.11 【労働新聞】
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アンケで現状把握から

 父親が交通事故に遭遇し、後遺症のため車いすや胃ろうが必要になり、同時期に母親に認知症の症状が出始めた。しかし、父母の面倒をみてくれる家族は他にいない…。

 これは実際にあった例である。このような場合、「今の仕事を続けたまま父母の介護はできそうになく、仕事を辞めるしかないか」と途方に暮れてしまうだろう。

 介護は、いつ何をきっかけとして必要になるか予測できない。必要な状況がいつまで続くかも分からないし、要介護度が高まることも少なくない。介護離職をした労働者からは、介護離職により経済的のみならず肉体的・精神的にも負担が増したとの声が多い。

 会社にとっては、介護を理由に貴重な人材を失うことは損失である。では、仕事と介護の両立支援のためにすべきことは何だろうか。

 まず、介護に直面した従業員の有無にかかわらず、…

筆者:野口&パートナーズ法律事務所 弁護士 加守田 枝里

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令和3年11月15日第3329号6面 掲載

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