安全なブランコ使用法確立へ ロープほどけ転落する事案も 親綱緊結上の注意点を検討 厚労省

2013.11.01 【安全スタッフ ニュース】
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 厚生労働省は、ビルの窓ガラス清掃で行われるブランコ作業や建設業の法面工事で行うブランコ類似作業について、安全対策の検討を始めた。

 「ブランコ」とは、ビルなどの上からロープを吊るし、そのロープで降りながら作業を行うもの。安衛法では、高さ2m以上の場所で作業を行う場合には、作業床を設置することを義務づけているが、窓ガラスの清掃や法面作業では作業床の設置が困難なため、ブランコを採用せざるを得ない状況があるという。

 検討では、こうした安全な作業床が設けられないブランコ作業での災害防止を図るため墜落防止のための技術的な事項を議論していく。

 過去には、屋上に結んだロープがほどけて地上に転落した事案やロープの切断、ブランコ台からの落下による災害が発生しており、メーンロープなど作業に使用する用具の要件や十分な強度確保、点検の実施、さらに親綱の締結場所やブランコ作業を行う労働者への安全教育が論点になっている。

平成25年11月1日第2197号 掲載

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