足場倒壊相次ぎ災害防止を要請 大阪労働局

2016.01.27 【安全スタッフ ニュース】
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 大阪労働局(中沖剛局長)は、JR西日本関連の工事現場で足場の崩壊・倒壊事故が相次いで発生したため、工事用足場の総点検と原因究明などを求める労働災害防止の要請を行った。一連の事故について「極めて遺憾」などとし、取組みの結果報告を指示している。

 昨年12月4日、大阪市淀川区の山陽新幹線の橋梁塗装工事で、つり足場の崩壊によって9人の労働者が墜落する重大災害が発生。同月11日には、兵庫県神戸市灘区の東海道線の新駅建設工事で、解体中の足場が線路上に倒壊して列車が停止する事故が発生した。

 このため、同種災害の再発防止を促すため、工事発注者の西日本旅客鉄道㈱に対し、建設工事における労災防止に取り組むよう要請した。

 要請文では、所属の異なる労働者が同一の場所で作業するなどの建設業の重層下請構造について言及したうえで、「労働災害の防止対策においては、工事現場における元方事業者による統括管理の実施、関係請負人を含めた自主的な安全衛生活動の推進を基本としながらも、発注者自らの取組みなどが重要となってきている」と発注者の役割を強調。崩壊・倒壊事故に関しては「極めて遺憾」とコメントした。

 現在施工中の建設工事に係る工事用足場の総点検などをを求めている。

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平成28年2月1日第2251号 掲載

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