転倒防止 注意喚起する重要さを強調 熊谷労基署・説明会
2025.08.06
【労働新聞 ニュース】
埼玉・熊谷労働基準監督署(木下勝規署長)は7月24日、高年齢労働者の労働災害防止に向けた説明会を開いた(写真)。中央労働災害防止協会の柴田優安全管理士が講師を務め、身体の衰えによる転倒への対策として、階段への手すりや滑り止めの設置などを紹介。手すりを持って降りるよう記載したラベルを手すりに貼り付けるなど、「対策だけではなく、『どうしたら人間の注意力を喚起できるか』が重要」と強調した。
同労基署管内では、令和6年に発生した死傷災害のうち、4割を50歳以上の高年齢労働者が占めている。
令和7年8月11日第3508号5面 掲載