固定残業廃し今春15%増へ ヤマシタ

2024.03.12 【労働新聞 ニュース】
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 福祉用具レンタル・販売事業などを営む㈱ヤマシタ(静岡県島田市、山下和洋代表取締役社長)は、今年4月の新人事制度導入に合わせ、既存のみなし残業手当を廃止し、全額を本給に組み入れる。非管理職の所定内賃金は、15%以上アップすることになる。

 同社では従来、「役割給」の名称でみなし残業手当を支給。等級の高さに応じて20~40時間分と差を付ける仕組みを採っている。

 当初は3年間かけて下位等級から段階的に廃止する計画だったが(令和5年10月16日号5面)、一時的に等級間で扱いに差が生じることから、全社的な残業削減の取組みに影響が出る懸念があった。残業を前提としない働き方の早期実現をめざし、一括撤廃を決めている。社員にインパクトを与え、昨年から取り組むDXなどの業務効率化を強力に進める。

令和6年3月11日第3440号5面 掲載

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