再就職で特休最大10日付与 えびの電子工業

2023.11.07 【労働新聞 ニュース】
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 大手メーカーの構内下請として電子部品を製造するえびの電子工業㈱(宮崎県えびの市、津曲慎哉代表取締役CEO)は、育児・介護の事情で退職する従業員に「再入社パスポート」を発行する制度を導入した。再就職を果たす際、退職した年度の人事評価の結果に応じて最大10日の特別有給休暇を付与する。

 対象者は約700人いる全従業員で、3割を占めるパートも含む。特休の付与日数は、5段階評価(S~D)のA以上で10日、Bで5日、Cで2日とした。パスポートの有効期限=優先的に採用面接を実施する期間もルール化し、Aの場合は10年などと定めた。同社の年休取得率は、毎年8割程度となっている。

令和5年11月6日第3423号5面 掲載

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