千葉労働局の江原由明局長は、労働時間削減に積極的に取り組んでいるベストプラクティス企業に選定した旭建設㈱（千葉県千葉市、高橋昌宏代表取締役）を視察した（写真）。同県での建設業の選定は初。

　同社は週休２日制の定着と労働時間削減をめざし、ビジネスチャットツールの導入や、１週間の業務の見える化の徹底などに取り組む。上司が率先して実践し、取組みに不安のある現場には上司が直接赴いてマネジメントを行ってきた。振替休日による取得を含めて週休２日を達成できている。今年10月の非管理職の平均時間外労働は19時間で、前年から７時間減少。江原局長は「管理部内と現場のめざす方向性がそろっていて、良い取組みだ」と評価した。