【国土を脅かす地震と噴火】47 十勝岳噴火㊤ 泥流が温泉に襲いかかる/伊藤 和明

2019.02.07 【労働新聞】
  • TL
  • シェア
  • ツイート
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

産出増えたと喜んだら……
イラスト 吉川 泰生

 北海道のほぼ中央に位置する十勝岳は、道内の活火山のなかでも、噴火とともに大災害を引き起こす火山の1つである。

 とりわけ1926年(大正15年)の大噴火の際に発生した大規模泥流は、麓の村々に悲惨な災害をもたらした。死者144人というのは、大正以後の日本列島では、最大の犠牲者を出した火山災害である。

 この噴火に先立つ30年あまり、十勝岳は比較的静穏な時期が続いていた。火口周辺では鉱業所による硫黄の採取が始められており、生産量は年間1500~2000トンにも達したという。

 十勝岳の噴気活動が再び激しくなったのは、1923年ごろからである。この年の6月、中央火口丘の南側にある湯沼に、溶融した硫黄の沼が出現した。このころから、硫黄の生産量が増加した。…

筆者:NPO法人 防災情報機構 会長 元・NHK解説委員 伊藤 和明

この記事の全文は、労働新聞電子版会員様のみご覧いただけます。

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

平成31年2月11日第3196号7面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ