【ぶれい考】弱者に寄り添った政策を/山本 和代

2016.05.23 【労働新聞】
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 いつの間にか桜が散り、新緑が鮮やかな季節である。故郷新潟では、雪から解放される春の訪れは本当にうれしいもの。でも一度だけ、中越地震後の春だけは心から辛いと思った。大きな揺れが当時勤めていた築100年の校舎も襲った。グラウンドはひび割れ、道路には亀裂が入り、山が崩れた。子どもたちの家の多くがブルーシートで覆われた。

 仮設住宅から通う子、車庫で過ごす子。そんな子どもたちと余震に脅えながら励ましあって過ごした。豪雪地帯であり、冬が来て雪が全てを覆うと子どもたちが言った。「雪、消えなければいいのに」――雪が消えたら、地震で傷ついた家や周りの悲惨な状況が露わになるというのだ。あまりに切なく私には返す言葉がなかった。…

筆者:連合 副事務局長 山本 和代

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平成28年5月23日第3065号5面 掲載

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