【ピックアップ調査資料】令和6年労働安全衛生調査(実態調査)(厚労省)
2025.08.28
【労働新聞】
集団分析の実施割合増加
メンタルヘルス対策への取組み状況を調査した。対策に取り組んでいる事業所の割合は63.2%(前年比0.6ポイント減)だった。
具体的な取組み内容(複数回答)をみると、実施割合が前年から最も伸びたのは「職場環境等の評価及び改善(ストレスチェック結果の集団ごとの分析を含む)」で、6.0ポイント増加し、54.7%に上った。次いで伸び幅が大きかったのは「メンタルヘルス対策に関する労働者への教育研修・情報提供」で、3.5ポイント増の36.8%となっている。
過去1年間(令和5年11月~6年10月)に、メンタルヘルス不調により、連続1カ月以上の休業または退職した労働者がいた事業所の割合は12.8%だった。休業者がいた事業所割合が10.2%、退職者がいた事業所割合が6.2%となった。
調査は1万4065事業所に行った。有効回答率は59.0%。
この連載を見る:
令和7年9月1日第3511号4面 掲載