【安全衛生眺めてみれば】第40回 花火大会で職業性疾病思う
2025.08.08
【安全スタッフ】
私の人生最初のデートは、高校3年生のとき、17歳の夏の田舎での花火大会でした。デートなのに花火大会の人ごみのなかでは、他人のようにいつも離れていて、美しい花火を見ても、人知れず微笑みを交わすというような、今の若い人たちには想像もできないような、淡い、幼いデート模様でした。
もう一つの思い出は、昨年の夏の長岡での花火大会です。私の田舎の花火は、お城の掘の小さな狭い水面を利用して打ち上げられるもので、とても小規模でしたが、長岡の花火は信濃川の広い川面と河川敷を利用して競われる実に壮大で、豪華絢爛そのものでした。また、同行の女性は長年連れ添った家内で、とてもとても、花火の明かりで、その横顔を見るということもありませんでした。
そういう意味では、私の最初のデートの夜の花火とは全く様相が異なっていました。しかし、もっと違うものは、…
執筆:一般社団法人 労務安全監査センター 代表理事 東内 一明
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2025年8月15日第2480号 掲載