【人的資本経営期のHR用語集】第135回 飲酒リスク 組織の生産性低下 がんや依存症により/木谷 宏

2025.07.03 【労働新聞】
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画期的指針が誤解招く

 2024年2月に厚生労働省は、「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表した。これは飲酒に伴うリスクに関する知識の普及を図り、一人ひとりの状況(年齢・性別・体質)に応じた適切な飲酒量と飲酒行動を示したものである。なかでも、①飲酒量の純アルコール量(グラム)による把握、②飲酒量が少ないほどリスクが小さくなる事実、③飲酒量と疾病発症率との関連、④健康に配慮した具体的な飲酒方法などを明確に示したことは画期的であった。

 しかし、飲酒に対する世論はあまり変化せず、かえって「リスク飲酒」(生活習慣病のリスクを高める純アルコール量:1日当たり男性40グラム以上、女性20グラム以上)に達するまでは飲んでも良いとの誤解も広まった。こうしたガイドラインの存在が意味するように、…

筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏

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令和7年7月14日第3504号12面 掲載
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