【人的資本経営期のHR用語集】第131回 退職金 見直しが後絶たず 運用の煩雑さに悩み/木谷 宏
2025.06.05
【労働新聞】
企業型DCへ移行進む
退職金とは、従業員が定年、会社都合、自己都合などで退職する際に支給される手当(退職手当または退職功労金)の総称である。退職一時金、退職年金、中小企業退職金共済に分かれ、支給額などは労働協約、就業規則、退職金規程などで定められる。これまでは退職一時金の支給が大半であったが、老後不安の影響から退職年金の割合が増加している。
退職金の性格は、①在職中の貢献に報いる「功労・勤続報奨説」、②在職中の賃金を後で清算する「賃金後払い説」、③老後の生活を援助する「老後生活補助・保障説」が知られているが、…
筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏
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令和7年6月9日第3500号12面 掲載