【「もしも…」に備えるメンタルヘルス対策】第6回 認知行動療法 「べき思考」とは距離を 捉え方次第で気分が変化/長濱 さつ絵

2024.02.15 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

10種類もある認知のゆがみ

 うつ病の治療では、服薬治療と同等の効果があるとされている方法がある。認知行動療法とマインドフルネスである。これらはすでに発症した不調だけでなく不調の予防にも効果がある。自分でできるようになると、ストレス耐性が格段に向上する。今回は認知行動療法、次回はマインドフルネスについて説明する。

 さて、認知行動療法の実践に入る前に、認知について説明をしたい。認知とは「物事の受け止め方」、「考え方」のことである。世の中にはいろいろな考え方がある。たとえば仕事が上手くいかないときに、「自分が悪い」と落ち込む人もいれば、「上司が悪い」とイライラする人、「お給料分は働いているし、上手くいかなくてもいいか」と気にしない人もいる。コップのジュースが半分になったら「まだ半分ある」と考えるか「もう半分しかない」と考えるかで気分が変わる。

 認知行動療法は…

筆者:長濱産業医事務所 代表社員・医学博士 長濱 さつ絵

この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

令和6年2月19日第3437号10面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。