【多様人材活用の新ルール】第6回 ワーク・ライフ・バランス支援⑤ 管理職の役割大きい 「時間制約」を自ら意識/佐藤 博樹

2014.02.17 【労働新聞】

仕事中心の価値観転換

 社員がワーク・ライフ・バランス(WLB)を実現できる職場とするためには、①両立支援制度の導入だけでなく、②働き方(仕事管理・時間管理)と、③職場風土の両者のあり方が極めて重要であることを指摘した。②と③の取組みは、職場の管理職のマネジメントに依存する部分が大きい。管理職の行動を企業として支援することも大事であるが、管理職のマネジメントがWLB支援型にならないとWLB職場とすることは難しい。WLB支援型のマネジメントを担える管理職を「WLB管理職」と呼ぶと、WLB管理職は、部下のWLBを支援するだけでなく、自分自身のWLBも大事にすることが鍵となる。WLB支援型マネジメントは、仕事管理・時間管理の業務管理と部下管理の2つの側面からなる。

 管理職が時間制約を前提とした業務管理を行うには、管理職自身が時間制約を自覚することが必要となる。しかし管理職には、これまで時間制約を意識せずに仕事をしてきた者が多い。配偶者が家事・育児を担い、本人は仕事のみの生活をしてきたことによる。…

筆者:東京大学大学院 情報学環 教授 佐藤 博樹

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掲載 : 労働新聞 平成26年2月17日第2957号4面

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