【変異株?ワクチン?最新!企業の新型コロナ対策】第1回 「陰性」の評価に注意 1年経過し企業間で差 ルールの周知徹底が鍵に/東川 麻子

2021.06.24 【労働新聞】
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発熱以外にも着目を

 職場での新型コロナウイルス感染対策が進められ、1年以上が経過した。1年前と比較するとウイルスの特徴や感染対策に関する情報が増え、全く分からないものと闘う不安は少し軽減されているだろう。しかし、各企業の新型コロナ感染症に対する理解に差が生じており、感染対策の差が大きくなってきていると感じる。ここでは改めて新型コロナに関する事項を確認し、企業対応や認識にズレが生じていないか確認いただく機会としてほしい。

 さて、次のようなニュースを耳にしたとき、皆さんはどう考えるだろうか。

 「昨日〇〇氏は高熱を認め、この日午前に新型コロナのPCR検査を受けたとしたうえで、結果は『陰性』だったと発表した。グループ所属の他のメンバーに発熱は認められていない。〇〇氏の発熱は本日すでに改善しており、この検査結果を受け、明日より通常の活動を再開するとしている」

 この内容に違和感がないという方は要注意である。

 昨年の今頃に比べると、PCR検査は確実に受けやすくなっているが、その結果だけですべてを判断する危険なケースも増えている。PCR検査が陽性となった場合は、新型コロナ感染はほぼ間違いないと考えて良いだろう。一方でPCR検査が陰性となった場合、「感染していない」と言い切れるものではなく、感染がないものとして対応を進めることは危険だ。実際の感染事例でも、「発熱直後に実施したPCR検査では陰性だったが、症状が改善しないため再度実施したところ陽性だった」というケースは多い。陰性だったからすぐに通常の活動を再開することは、十分な感染対策とはいえない。

 多くの産業保健スタッフが所属する日本産業衛生学会のガイドラインで示されている対応は、のとおりだ。…

筆者:㈱OHコンシェルジュ 代表取締役 産業医 東川 麻子

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令和3年7月5日第3311号13面 掲載

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