【送検事例】計画作成怠り元請けを送検

2021.03.10 【安全スタッフ】
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 栃木労働基準監督署は、工程に関する計画の作成を怠っていたとして、元請会社と同社現場代理人らを安衛法違反の疑いで宇都宮地検足利支部に書類送検した。佐野市に所在する運動公園内で、労働者が高さ約4.3mの路肩でトラクター・ショベルを用いた土砂の運搬作業に従事していたところ、路肩から1m下に転落。労働者は胸部圧迫で窒息死している。(R3・1・14)

事件の概要

 災害は令和2年8月26日、栃木県佐野市に所在する運動公園内の台風19号災害復旧工事で発生した。労働者が高さ約4.3mの路肩でトラクター・ショベルを使って土砂の運搬作業をしていたところ、1m下に転落。労働者は胸部圧迫で窒息死している。

 栃木労基署によると、元請けは計画をまったく作成していなかった。現場には他の下請けも複数いたが、…

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2021年3月15日第2374号 掲載

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