砂防工事の安全対策を共有 ICT活用事例が最優秀賞に 関東地方整備局

2020.02.22 【安全スタッフ ニュース】
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 国土交通省関東地方整備局は2月7日、第21回砂防関係工事安全施工研究発表会を開いた。治水や土砂崩壊による被害を防ぐための砂防工事について、安全確保のための好事例や工夫を発表するもの。日光砂防事務所推薦のH30芹沢護岸工事(施工:小島土建(株))の安全対策が今年の最優秀賞に輝いた。

 同工事の滝川正樹現場代理人は、ICT(情報通信技術)を安全対策に活用した事例を発表。測量作業にドローンを使うことで、測量補助員がのり面などから転落するリスクを減らした。また、セミオート制御されたICT建機は、刃先などの近くに作業補助員が必要なくなるため、重機との激突や切れ・こすれなどの災害防止に役立ったという。山間部で冬季に雪が多いため、情報共有アプリを使って路面の凍結や降雪の情報を協力会社に発信することで交通事故への注意喚起も図った。

 山間部で行われる砂防工事は、平野部の工事以上に、土砂崩れや斜面でスリップするなどの危険性が高い。最近では、記録的な大雨や台風など、異常気象による洪水や土砂崩壊の増加により、治水のための工事の重要性が高まっている。工事関係者など187人の参加者が、作業員の安全確保ための好事例を共有した。

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