膀胱がん検査を要請 硬化剤の健康障害で 厚労省

2016.10.22 【安全スタッフ】
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 厚生労働省は、(一社)日本化学工業協会など関係4団体に対し、床材などに利用されるウレタン樹脂の「硬化剤」である「3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン」(MOCA=モカ)について、法令に基づくばく露防止措置の徹底や、膀胱がんに関する検査の実施などを要請した。最近の調査で、化成品製造業で働く労働者で膀胱がんが確認された者のうち、半数以上でMOCAの取扱歴があることが判明したことがきっかけ。

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 福井県の化学工場での膀胱がん事案を受けて、オルト―トルイジンの取扱事業場に関して、全国的な訪問調査を行ったところ、別の事業場の労働者7人(退職者1人含む)に膀胱がんが認められた。オルト―トルイジンの取扱歴がない者もいたことから、原因究明のためさらに調査を進めた結果、7人中5人にMOCAの取扱歴があることが分かった。現在、特殊健康診断の見直しなどについて検討会で議論中だ。

 このため、要請文では、MOCAの製造・取扱いを行っている事業場で、特別化学物質予防規則に基づくばく露防止措置が徹底されているかチェックすることを指示。また、MOCAの特殊健康診断の項目に膀胱がんに関する項目が含まれていないことから、緊急の措置として、物質を取り扱っている労働者に関して、「できる限り特化則にある項目の検査を実施することが望ましい」としている。退職者についても同検査の受診勧奨を促している。

平成28年10月15日第2268号 掲載

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