『オルト―トルイジン』の労働関連ニュース

2021.07.14 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】リスクアセスの流れ加速 労災民事が後押し

がん発症で安全配慮違反  膀胱がんを発症したのは工場内での化学物質への曝露が原因と4人の労働者が訴えた裁判で、福井地方裁判所は会社の安全配慮義務違反を認める判決を下した(6月7日号3面参照)。使用していた化学物質は、当時特定化学物質でなかった。この間進んできた「規制からリスクアセスメント」への流れを、民事裁判からも後押しした判決といえるだ……[続きを読む]

2019.04.12 【安全スタッフ ニュース】
健康手帳対象に追加 オルト―トルイジン 労政審が了承

 厚生労働大臣は、「労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令案要綱および労働安全衛生規則の一部を改正する省令案要綱」について労働政策審議会に諮問し、「妥当」との答申を得た。  染料や顔料などの原料に使われているオルト―トルイジンの製造・取扱業務を健康管理手帳の交付対象業務に追加するとしている。同業務に5年以上従事していることが交付要件とな……[続きを読む]

2018.12.28 【安全スタッフ ニュース】
オルト―トルイジンによる膀胱がん追加 厚労省が提言

 厚生労働省は、「労働基準法施行規則第35条専門検討会」報告書を取りまとめた。労基法施行規則別表第1の2に「オルト―トルイジンによる膀胱がん」を新たに追加することが適当と提言している。今回の結果を踏まえて、関係省令などの改正を行う予定だ。  芳香族化合物に関しては、ベンジジンやベータ―ナフチルアミンなどによる尿路系腫瘍が別表第1の2に列挙……[続きを読む]

2017.02.06 【安全スタッフ ニュース】
ばく露業務10年以上で 膀胱がんとの関連性高い 厚労省が報告書

 厚生労働省の「芳香族アミン取扱事業場で発生した膀胱がんの業務上外に関する検討会」は、膀胱がんとオルト-トルイジンとの関連ついての報告書を発表した。オルト-トルイジンのばく露業務に10年以上従事した労働者で、潜伏期間が10年以上認められる場合は、同業務が有力な原因となって発症した可能性が高いとの見方を示した。同業務への従事が10年未満の場……[続きを読む]

2016.10.22 【安全スタッフ ニュース】
膀胱がん検査を要請 硬化剤の健康障害で 厚労省

 厚生労働省は、(一社)日本化学工業協会など関係4団体に対し、床材などに利用されるウレタン樹脂の「硬化剤」である「3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン」(MOCA=モカ)について、法令に基づくばく露防止措置の徹底や、膀胱がんに関する検査の実施などを要請した。最近の調査で、化成品製造業で働く労働者で膀胱がんが確認された者の……[続きを読む]

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